食育えほんって本当に効果ある?親子で読むメリットを元料理人が解説

🌱ゆる食育

「食育には興味があるけれど、何から始めたらいいかわからない。」

そんな風に思ったことはありませんか?

実は私も、食育と聞くと「栄養を考えたごはんを作らなきゃ」「料理を一緒にしなきゃ」と思っていました。

でも、2児の子育てをする中で気づいたことがあります。

それは、“食育は料理から始めなくてもいい”ということ。

わが家では、図書館で借りた絵本が食育の入り口になりました。

絵本を読んだあとに

「これ食べてみたい!」

「今日のおにぎり、これと一緒だね。」

そんな会話が自然と増えていったんです。

今回は、元料理人・食育インストラクター・2児の母である私が感じた、食育絵本の魅力や効果をお伝えします。

「これなら私にもできそう。」

そう思っていただけたら嬉しいです。

食育絵本って本当に効果あるの?

「絵本を読むだけで食育になるの?」

そう思う方も多いかもしれません。

結論から言うと、私は“十分意味がある”と感じています。

もちろん、絵本を読んだだけで急に野菜が好きになるわけではありません。

でも、食育は「好き嫌いをなくすこと」だけが目的ではないんです。

食べ物に興味を持つこと。

食卓で会話が生まれること。

「食べてみたい」という気持ちが育つこと。

これも立派な食育です。

食育は、小さな積み重ねの中で少しずつ育っていくもの。

だからこそ、絵本はその最初の一歩として、とても取り入れやすい方法だと思っています。

食育絵本で育つ5つの力

私自身、たくさんの絵本を子どもと読んできました。

その中で感じたのは、絵本には「食べる力」だけではない、さまざまな学びがあるということです。

① 食べることへの興味が育つ

絵本には、おいしそうな食べ物がたくさん登場します。

ふわふわのパン。

湯気の立つお味噌汁。

つやつやのおにぎり。

カラフルな野菜たち。

絵だからこそ、子どもはじっくり見て想像できます。

「食べてみたい!」

そんな気持ちが自然と生まれることも少なくありません。

実際にわが家でも、

「今日これ食べたい!」

と絵本を見ながら話すことがよくあります。

無理に食べさせるより、「食べてみたい」と思える気持ちを育てることが、長い目で見ると大切だと感じています。

② 食卓での会話が増える

絵本を読むと、

「これ見たね!」

「今日のごはんと同じ!」

「おいしそうだね!」

そんな会話が自然に生まれます。

食育は、知識を教えることではありません。

食べ物について話したり、興味を持ったりする時間も、大切な食育です。

特に幼児期は、親子で楽しい気持ちを共有する経験が、食への興味につながることもあります。

③ 「知りたい」が増える

子どもは絵本を読むと、

「これは何?」

「どうやって作るの?」

「どこにあるの?」

と、たくさん質問してくれます。

その場ですべて答えられなくても大丈夫。

一緒に調べたり、スーパーで探してみたり。

そんな経験そのものが、食への興味を育ててくれます。

食育は「教えること」よりも、「一緒に楽しむこと」が大切なのだと、子育てを通して感じています。

④ 五感が育つ

絵本には、

香りを想像できる表現がたくさんあります。

「ジュージュー」

「サクサク」

「ふわふわ」

そんな言葉を聞くだけで、子どもの想像力はどんどん広がります。

そのあと実際の料理で、

「本当にジュージュー言ってるね!」

とつながる瞬間もあります。

絵本は、現実の食体験をより豊かにしてくれる存在でもあります。

⑤ 「やってみたい」が生まれる

絵本を読んだあと、

「作ってみたい!」

と言われた経験はありませんか?

実は、この「やってみたい」が食育ではとても大切です。

興味を持ち、自分から挑戦したいと思う気持ちは、大人が無理に教えるよりもずっと大きな力になります。

だから私は、料理を教える前に、まず絵本を読む時間を大切にしています。

「やってみたい。」

その気持ちが生まれたときが、親子クッキングを始める最高のタイミングだと思っています。

私も最初は図書館から始めました

「食育絵本って、たくさんあって何を選べばいいの?」

私も最初はそう思っていました。

気になる絵本を全部買うのは大変ですし、子どもが気に入るかも分かりません。

だから、わが家はまず図書館を利用することにしました。

図書館には、食べ物が登場する絵本や、料理がテーマの絵本、季節の行事を楽しめる絵本など、本当にたくさんの種類があります。

しかも無料で借りられるので、「気になるから読んでみよう。」という気持ちで気軽に手に取れます。

読んでみて子どもが興味を示さなければ返せばいい。

反対に、「何度も読んで!」と言うお気に入りが見つかったら、そのときに購入を考えても十分です。

親も「買って失敗したらどうしよう。」というプレッシャーがありません。

だからこそ、わが家では図書館が食育の入り口になりました。

図書館で借りるならこんな絵本がおすすめ

「どんな絵本を選べばいいの?」

そんな方は、まず次のようなテーマから探してみるのがおすすめです。

食べ物が登場する絵本

おにぎりやパン、カレー、くだものなど、おいしそうな食べ物がたくさん出てくる絵本です。

食べ物が主人公になっているお話も多く、小さな子どもでも楽しみやすいジャンルです。

「今日のお昼もおにぎりにしよう!」

そんな会話につながることもあります。

野菜やくだものの絵本

野菜や果物の名前や色、形を楽しく知ることができます。

スーパーで同じ野菜を見つけると、

「あ!絵本で見たね!」

と、自然に食べ物への興味が広がっていきます。

知っている食材が増えることは、「食べてみようかな」という気持ちにもつながります。

お料理がテーマの絵本

料理を作る様子が描かれている絵本は、親子クッキングのきっかけにもぴったりです。

「まぜてみたい!」

「型抜きしたい!」

「おにぎり作りたい!」

そんな”やってみたい”を引き出してくれます。

料理が上手になることが目的ではありません。

一緒に楽しむ時間そのものが、子どもにとって大切な経験になります。

行事食を楽しめる絵本

お正月、ひな祭り、七夕、お月見、クリスマス…。

日本には季節ごとの行事食があります。

絵本を読むことで、

「今日は七夕なんだね。」

「このお料理にはこんな意味があるんだ。」

と、食べ物だけでなく季節や文化にも自然と触れられます。

食育は栄養だけではありません。

暮らしや文化を知ることも、大切な食育のひとつです。

絵本を読んだあとの時間が、いちばん大切

実は私が一番大切にしているのは、絵本を読んでいる時の会話です。

絵本の途中で、口からこぼれた

「これ食べてみたい!」

「今日はこれ作れる?」

「これって何?」

これこそが素直な気持ち。

そんな一言が出てきたら、それだけで十分。

無理に説明したり、教え込んだりする必要はありません。

一緒に話す。

スーパーで探してみる。

食卓で思い出す。

それだけでも、子どもの中では食べ物への興味が少しずつ育っています。

わが家でも、

「今日これ食べたい!」

「絵本と同じだ!」

そんな会話が増えました。

絵本が、親子の会話をつないでくれる存在になっています。

元料理人の私が、今いちばん大切だと思うこと

18歳から料理人として働き、食育インストラクターの資格も取得しました。

以前の私は、「食育」と聞くと、栄養バランスや調理技術など、正しい知識が大切だと思っていました。

でも、子どもを育てるようになって考え方が変わりました。

子どもは、「楽しい」と思えたことをよく覚えています。

反対に、「食べなさい」「頑張ろう」と言われ続けると、食事そのものが負担になってしまうこともあります。

だから今は、

まずは食べ物を好きになること。

親子で笑うこと。

「また読みたいね。」

そう思える時間を積み重ねること。

それこそが、幼児期の食育で何より大切なのではないかと感じています。

絵本は、そのきっかけを自然につくってくれる心強い存在です。

まとめ|食育は、今日の一冊から始められる

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

「食育」と聞くと、料理を頑張ったり、栄養を勉強したりしなければいけないと思ってしまいますよね。

でも、そんなことはありません。

食育は、毎日の暮らしの中で少しずつ育てていくものです。

絵本を読む。

「おいしそうだね。」と話す。

スーパーで同じ食材を見つける。

「今日のごはん、絵本と一緒だね。」と笑い合う。

そんな何気ない時間も、子どもにとっては大切な食育です。

私自身、元料理人としてたくさんの料理を作ってきました。

食育インストラクターとして学んだこともあります。

でも、2児の母になって一番感じたのは、「知識よりも、親子で楽しむ時間が子どもの心を育てる」ということでした。

だからこそ、私は「ちゃんとしすぎない食育」を大切にしています。

頑張らなくても大丈夫。

まずは図書館で一冊、気になる絵本を借りるところから始めてみませんか?

その一冊が、親子の会話や「食べてみたい!」につながる、やさしいきっかけになるかもしれません。

今日からできること

難しいことを始める必要はありません。

まずは、できそうなことを一つ選んでみてください。

🌿 図書館で食べ物が出てくる絵本を借りる

🌿 読んだあとに「どれがおいしそうだった?」と聞いてみる

🌿 スーパーで絵本に出てきた食材を探してみる

🌿 「今日のごはん、絵本と一緒だね!」と話してみる

🌿 子どもが「作りたい!」と言ったら、一緒に簡単なお手伝いをしてみる

全部やる必要はありません。

一つでもできたら、それも立派な食育です。

Q&A

Q. 食育絵本は何歳から読めますか?

0〜1歳頃から楽しめます。

最初は食べ物の絵を見るだけでも十分です。

2〜3歳頃になると、「食べたい!」「これ知ってる!」という反応も増えてきます。

年齢に合わせて楽しみ方が変わるのも、食育絵本の魅力です。

Q. 偏食でも効果はありますか?

すぐに好き嫌いがなくなるわけではありません。

ですが、絵本をきっかけに食材へ興味を持ったり、「一口だけ食べてみようかな」という気持ちが生まれることがあります。

まずは食べ物に親しむことを大切にしてみてください。

Q. 絵本を読んだあと、何をすればいいですか?

特別なことは必要ありません。

「おいしそうだったね。」

「どれ食べてみたい?」

そんな会話だけでも十分です。

もし子どもが興味を持ったら、一緒にスーパーへ行ったり、簡単な料理をしてみたりすると、さらに楽しみが広がります。

Q. 図書館と購入、どちらがおすすめですか?

初めてなら図書館がおすすめです。

無料でいろいろ試せるので、お子さんの好みに合う絵本を見つけやすくなります。

お気に入りが見つかったら、その後に購入を検討すると無理なく続けられます。

「今日の図書館で、どんな一冊に出会えるかな?」

そんな気持ちで、本棚をのぞいてみてください😊🌿

コメント